“すべては繋がっている”(プリン好きアスリート見習いのブログ)

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【書評】NORTH

久し振りに、「すげー!!!」と、思う本を読んだ。

スコット・ジュレク著

「NORTH」だ。

NORTH 北へ―アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道

NORTH 北へ―アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道

 

ホントにスゴイ本だった。
 

ネタバレはあまり書きたくないが、少し調べればいくらでも情報が出てくるので、簡単に紹介しておこう。

 

スコット・ジュレクはアメリカの伝説的なウルトラランナーだ。

アメリカのロングトレイルには超がいくつか付くくらい長いトレイルが3つあり、そのうちの1つアパラチアントレイル(AT)のトレイル最速記録(FKT)に挑戦するというものだ。

 

ATは北から南へ進む方が比較的進みやすいらしく、北から南が一般的だが、スコット・ジュレクは南から北を目指した。

ちなみに、日本でロングトレイルと言うと、数百kmくらいのものがいくつかあるが、ATは約3500kmだ。\(◎o◎)/!?

この距離は日本だと、北海道から沖縄に相当する。(海も含み)

自分が「スゴイ!」と言ったのは、もちろんこの挑戦自体もすごい。

ただの市民ランナーには理解を超えた挑戦だし、特に最後の数日間の所は感動する。
 

だが、自分が心を動かされたのはそこ以外の部分にある。

 

なぜ、ATを南から北へ行こうとしたのか。

家族(奥さん)に対する想い。

途中、途中で書かれる過去の出来事の振り返り。

それらの内容がとても濃く、自分も似た経験があるから尚更、真に迫るものがある。

強いアスリートの姿ではなく、諦めかけたり、迷ったり、人間臭さを感じる。

 

たが、人によってはその部分は退屈に感じるかもしれないので、多少の好みはあるだろう。
 

ランナーの方には是非読んで見てもらいたい。
 

前著の「EAT&RUN」もオススメだ。

EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅

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