小泉環境相のニュースで思ったこと
小泉進次郎環境相が育児休暇を取得するということが、結構話題になっているようだ。
日本の今の社会的な論調として、女性の活躍の重要性が説かれる中、「男性も育休を」というのは確かに必要な事だとは思う。
今の職場は男性社員の育休取得に関して寛容ではあるが(制度的にも雰囲気的にも)、ただ、実態としてはどうか。
育休を○週間とか○ヶ月とか取ることが出来る。ただ、仕事の仕方としてどうか。新聞や雑誌の記事では、育休取得の割合等の数字的なものを中心に記事が書かれるが、それだけでは分からない事もある。
例えば、残業、出張。「仕方が無い事だ」と男性社員は言うが、母親である女性の方の方はどうだろうか。「子供の面倒どうすんだ!?」的な事にならないだろうか。
飲み会も子供がいる男性社員がいるのはそんなに珍しくないが、子供のいる女性社員が飲み会にいるのを見ることは稀だ。
子供が体調を崩したときはどうか?
これは統計的なものでは見えづらいところなのだと思う。
ただ、現実論として、まずは数字的に育休取得率を上げる。その先の議論として、上記のような課題があるとは思う。
この課題は、社会的や会社の制度というよりも、男性個々の意識の問題だと思う。
もちろん私もその課題に該当するその一人だ。
その意識というのは、一人の男性が生きていって子供が出来るまでに植え付けられる、正に「ジェンダーバイアス」というものだ。
どうやったらこういう問題を取り除けるのだろうか。